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人生初の婚活で相席屋へいったらドラクエ状態になった話

彼氏は欲しいけど、仕事しているだけじゃステキな出会いも見つからない・・・。

妙齢に差し掛かった女性にとって避けて通れないのが「婚活」ではないでしょうか?

4年前、友人に誘われて人生初の婚活会場に相席屋を選んだことによって、予想外の事態が発生しました。

通常なら、相席屋は出会いのキッカケを作る場所です。

しかし、私の場合は出会いが見つかることはなく、なぜかドラクエのように、仲間が増える結果に・・・。

婚活をしてみると「この頑張りは、もしかするとムダかもしれない」という先の見えない不安に襲われます。

そんなあなたに、婚活したけど失敗に終わり全く出会いにつながらなかったアラサーの事例を読んで、踏み台にしてもらえたら嬉しいです。

相席屋へいく前にまずは作戦会議をすべし

今回の婚活に出動したのは友人A、B、Cそして自分の4人。

ここで軽くメンツについて紹介しておきましょう。

A:結婚が見えない彼氏と別れるため新しい出会いを探し中
B:彼氏はいるけど常に遊び相手がいないと寂しい小悪魔
C:元彼と別れた傷を癒すため新しい出会いを見つけるべく参戦
自分:婚活は初めてで右も左もわからない素人

冷静に書いてみるとビッチの集まりにも思えますが、やはり、市場価値を考えると、賢い選択のようにも思えてきますよね。

そんなメンバーが集まったのは、池袋にある磯丸水産。

エイヒレを焼きながら作戦会議するためです。

相席屋を週1で利用する小悪魔のBから、システムについての説明を受けます。

彼女の説明によると、相席屋は男性が全ておごり、女性はタダで飲み食いできるシステムのようです。

しかし、おつまみの注文にはコツというかマナーが存在しているようでした。

「気持ちよく奢ってもらうためには、事前に注文していいか確認するのが暗黙の了解なの。」

「ほほう・・・気をつけます。先輩。」

真剣に語るBの顔を見て、これは失敗してはいけない・・・。という謎の責任感が生まれてきました。

わたしは相席屋へ行き、気持ちよく奢ってもらうために、猫を被らなければならない。

そんなプレッシャーから、芋焼酎をロックでガブガブ飲みエンジンをかけるしかありませんでした。

相席屋とは男女の出会いを提供する居酒屋です

ここで改めて、相席屋のシステムについてサラッと説明してみます。

オシャレなカフェも、流行りのお店もそろそろ行き飽きた。何かが足りない…「そうだ、ときめきが足りない!」
相席屋なら、普段にはない出会いがある。相席しながら楽しく過ごせる。

引用元:https://aiseki-ya.com/

お店に訪れたお客さん同士が、相席をして楽しくお話ししながら飲むことを前提にした、居酒屋です。

現在は浸透していますが、4年前くらいですと、女性が足りない、待たないと入れないといったブームになっていました。

相席屋のルールは2つ

相席屋のルールは以下の2つになります!

・同性2名以上で行くこと
・20歳以上であること

同じ席になった相手がタイプじゃなかったら、席替えもできるので、心配は不要です。

料金表を確認してみると、女性は食べ飲み放題&時間無制限で無料となっています。

参考までに、男性は30分1,500円を負担してくれています。

いざ出陣!初の相席屋へ乗り込む

「いらっしゃいませ!ちょうど今、女性が足りてないので、すぐご案内できます!」

元気よく出迎えてくれる店員。

店内を見回してみると、明らかに男性客が多く女性と相席している席は、ポツポツしかありませんでした。

でも気になるのは、男性2人組の席ばかり。

「ちょっと二手に別れてもらっても良いですか?」

なんとなく嫌な予感は的中し、4人だった私たちは2人ずつ別れることになりました。

2:2で隔離され小悪魔系女子とペアになる

私がペアになったのはまさかの小悪魔Bでした。

ミスしてはいけないという緊張から手汗が止まりません。

最初の1組目は、IT関連の営業マンでした。

「年収は1,000万くらい、イイ感じ」LINEの画面に文字を打ち込み、テーブルの下からチラッと情報を共有するB。

チラッと話しただけで分析する洞察力に感心しながら、足を引っ張らないようにせねばとさらに緊張感は増していきます。

「え〜そんな難しそうなお仕事ができるなんてすごいですね♡」

すぐさまスイッチが切り替わった小悪魔。

「あの、ちょっとお腹空いたので、ポテト頼んでイイですか?♡」

主にBが上目遣いでおねだりしつつ、相手を褒めて盛りあげていくうちに無事30分が経過しました。

連絡先交換は強制イベント

なんとライン交換という儀式がありました。

しかも強制イベントです。

特に今後発展も見込めないのにLINEを交換する意味あるんだろうか・・・?

婚活をするために相席屋にきたというのに、そんな考えが頭をよぎっている自分に驚きました。

もはや、気を使っておつまみを頼むくらいなら、自腹で飲み食いさせて欲しいと切に感じてきたのです。

そう、この辺りから気軽にご飯が食べれない相席屋に消耗してきました。

次のお相手は茨城からきたお上りさん5人組

次に相席することになったのは、茨城からきたという、お上りさん5人組です。

服装はB系と呼ばれる、ダボダボのTシャツとズボンに、NYと書いてるキャップという出で立ちでした。

都会とのギャップを感じさせるにはもってこいの服装です。

同じ茨城としてなんとも言えない気分になりました。

二手に別れたAとCは、最初から彼らと相席し、5対2という女子不足で相席していたとのこと。

私たちの不安を他所に、日照り状態だった畑に水が撒かれたかのごとく、勢いを取り戻した男性陣たち。

「茨城出身なんでしょ!?俺ら運命じゃん!」

相席屋なのにコールが始まり、学生のようなノリにもはや婚活どころの騒ぎではなくなりました。

もちろん、チェンジ制度があり、店員さんに助けを求めましたよ?

しかし「4人組の女性がお客様たちのグループ以外いないんです」と言われてしまい、どうしようもできませんでした。

なんとかして30分持ちこたえ、私たちは帰ることを決意したのです。

なぜかついてくるBボーイたち

じゃあ私たち帰ります!

お会計をしてお礼をしてすぐさま駅へ向かった私たち。

「待ってよ!」

なんとBボーイたちが走って追いかけてきました!

「これからカラオケいかない?」

茨城は終電早いからもう帰った方がいいよと説得しても一向に引き下がりません。
「いや、もう終電ないから始発で帰るから、みんなでカラオケいかない?」

駅までゾロゾロとついてくる光景はまるでドラクエそのものです。

4人の女性陣を追いかける5人のBボーイたち。

人でごった返しているとは言えかなり異様な光景です。

仲間と思われたらどうしよう、若干の羞恥心と、早く解放されたいという焦りが想像できるでしょうか?

私たちは二手に分かれ、彼らを巻いてなんとか逃げ切ることに成功しました。

そして、話し合いの結果、相席屋で出会うのは危険だという結論に至ったのです。

相席屋へ行けば未知なる出会いが待っています

残念ながら、私の相席屋での婚活はドラクエ状態になり幕を閉じました。

小悪魔のBによれば、こんな事例は今までなかったそうです。

私だけ茨城出身だったことで、仲間が増えてしまったみたいなので、極めて特殊な例かもしれません。

本来であれば、相席屋は楽しく飲みながら出会いを探したいという女性にはピッタリな場所です。

相席屋は無料ですし、婚活したいと考えているあなたは安心して、足を運んでみてくださいね!