♡元からイイ匂い風♡『ふわっ』と香る香水の選び方&付け方

街ですれ違った時やエレベーターの中でふんわりと良い香りがする人は、男女問わず素敵ですよね。

香りは人の記憶と深く結びついているので、香りを嗅ぐと懐かしい人を思い出すことがあります。
昔好きだった人と同じ香りがする人とすれ違うと、思わず振り返ってしまったり・・・
タイプではないけど、良い香りがして急に魅力的に見えたり・・・
香水にはそんな魔法の力があるのです。

ただし、「香水を付けました感」の強さはなく、ふんわりと自然に香りが漂わせるというのがポイントです。
では、どう香水を選んで、どのように付けたら、自然な魅力を引き出すことができるのでしょうか?
香水売り場に行くと、多くの種類があってどう選べば良いのか分からない方も多いのでは?
仕事中でも違和感がなく、清潔感のあるおしゃれさを印象付けられたら良いですよね。

今回は、香水を取り入れたい初心者の方に向けて、香水の種類、選び方、ふわっと自然に香らせる方法を解説していきます。
香水選びが分からない方、付け方のコツを知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

まずは香水選びから!どんなタイプの香水を選ぶのが正解?

香水には濃度や持続時間によって、いくつかの種類に分かれます。
国によって呼び方や種類が異なりますが、ここでは日本での種類について解説していきます。

日本では、香水は以下の6つに分類されています。
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⑴ パルファム
⑵ オードパルファム
⑶ オードトワレ
⑷ オーデコロン
⑸ ソリッドパフューム(練り香水)
⑹ パフュームオイル
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▼濃度と持続時間

香水の種類 濃度 濃度 持続時間
パルファム 15%~30% 5時間~7時間
オードパルファム 10%~15% 5時間
オードトワレ 5%~10% 3時間~4時間
オーデコロン 3%~5% 1時間~2時間
ソリッドパフューム 3%以下 1時間
パフュームオイル 15~30% 6時間~8時間

ここからは、それぞれの特徴と選び方をみていきましょう。


一般的に「香水」と呼ばれるのはパルファムとオードパルファムにあたり、濃度は15%〜30%と高めなのが特徴です。一度肌に付けると、約5時間から7時間は香りが持続するので、何度もつけ直す必要がありません。
しっかりと長時間香りを纏いたい方、香水に慣れている方に向いています。

さり気なくふわっと香りを漂わせたい方には、もう少し軽い使用感の「オードトワレ」がおすすめです。
日本ではあまり強すぎず自然な香りが人気があるので、日常使いに最適な「オードトワレ」が主流です。
有名ブランドからも多くの「オードトワレ」が様々な種類が発売されています。
店頭で試してみると、きっと自分の好きな香りを見つけることができるでしょう。
「オードトワレ」は持続時間は3〜4時間となり、仕事中に付けても爽やかな香りをキープできるのが嬉しいポイント。

次に、シュッと吹きつけて気分転換に最適なのは、爽やかな「オーデコロン」です。
「オーデコロン」は柑橘系の爽やかな香りが多く、気持ちを切り替えたり、リフレッシュしたい時にもおすすめ。
欧米では「コロン」は主に男性向けの香水のことを指しますが、日本では女性向けが多く、「オードトワレ」のライトバージョンな位置づけです。
「オーデコロン」の持続時間は1~2時間程度なので、柑橘系の香りを吹き付けて日常のリフレッシュに使用すると良いでしょう。

同様に固形タイプのソリッドパフュームも持続時間は1時間程度の軽い使用感ですが、種類はあまり多くはありません。

最後にパフュームオイルはアルコール不使用の精油で作られた香水ことを言います。
アロマテラピーを取り入れたものが多く、ハンドタオルや持ち物に付けて使用することもできます。

以上、香水には大きく分けて6つの種類があるので、用途、濃度、持続時間を考慮して選びましょう。

1. パルファム


▼ おすすめのパルファム

シャネル N°5(香水)/15,000円(税別)
内容量:7.5ml
https://www.chanel.com/ja_JP/fragrance-beauty/fragrance/p/women/n_5/n_5-parfum-bottle-p120050.html#skuid-0120950

香水の中でも最も濃度が15~30%と高く、持続時間は5~7時間と長いのが「パルファム」です。

香水とは英語で「perfume(パフューム)」ですが、これはフランス語の「parfum(パルファム)」が語源です。

一度肌につけるとしっかり香りが残り、長時間トップノートと呼ばれる香りがキープされます。
「パルファム」は官能的でセクシー系の香りも多く、昼間よりは夜やディナー、パーティーなどに向いていますね。
「パルファム」はほんの少し付けるだけでもかなり香りが残るので、肌に付ける分量はほんの少しで大丈夫です。

「パルファム」は一瓶に7mlから10ml程度と少ない量しか入っていないのも特徴です。
微量でも十分に香りが残るので、使う分量は点で付けることを意識すると良いです。

昼間に付けると周りに香りが強すぎる印象を与えてしまうので、使う分量には十分に注意しましょう。

世界で最も有名な「パルファム」と言えば、1921年にマドモアゼル シャネルを抽象したシャネル「N°5」が挙げられます。
時代を超えても世界中の女性たちに愛されている「N°5」は究極の女性らしさを体現している名品です。
フローラルブーケの爽やかな香りとセクシーさを併せ持つ濃厚で甘い官能的な香りです。

2. オードパルファム


▼ おすすめのオードパルファム

chloé(クロエ)フレッシュパウダリーフローラル オードパルファム /12,420円(税別)
内容量:50ml
https://www.chloe.com/jp/フレグランス_cod51123178mc.html

先程の「パルファム」は少量で高額なので、使い方が難しいと感じる方も多いです。
なるべく長時間香りを纏いたいけど、もう少しお手頃価格が良いなという方は、「オードパルファム(eau de parfum)」がおすすめ。
ボトルには「EDP」と記載されており、多くの有名ブランドが様々な香りを発表しています。

「オードパルファム」は「オード(水)」の「パルファム(香水)」という意味で、「パルファム」より若干軽い使い心地です。
「オードパルファム」は濃度は10~15%あり、持続時間は5時間以上しっかり残るのが特徴です。
「パルファム」よりも濃度が薄いので、分量も多めに入っていて、価格もお手頃なのが嬉しいポイント。

お出かけ前にシュッと一吹きすると、良い気分で香りを長くキープできるので便利ですね。
上半身は香りが強く出てしまうので、ウエストラインから下に付けると爽やかにふわっと香るようになりますよ。

「オードパルファム」は長時間香りが残るので、自分の体温に反応して香りの変化を楽しむことができるのもメリットです。

初心者にもおすすめの「オードパルファム」は、chloé(クロエ)「フレッシュパウダリーフローラル オードパルファム」(50 ml)。
フレッシュな爽やかさとフェミニンなクラシックローズとが見事に融合したクロエのベストセラーです。
一度付けたら虜になる女性らしい香りは、付ける人のイメージを魅力的に引き出してくれます。
ボトルも可愛らしく、繊細なプリーツとリボンがアクセントになっており、プレゼントにも最適です。

3. オードトワレ


▼ おすすめのオードトワレ
L’OCCITANE(ロクシタン)ヴァーベナ オードトワレ / 5,900円
内容量:100ml
https://jp.loccitane.com/ヴァーベナ-オードトワレ,123,2,66247,696842.htm

香水は初心者だからふんわりと香りが漂う軽い使用感のものが良いな・・・という方には「オードトワレ(eau de toilette)」がおすすめ。

ボトルには「EDT」と記載されており、濃度は5%~10%、持続時間は3〜4時間と短く、香りが強すぎないのがメリット。
日本では香水の香りが強すぎるのは好まれず、どちらかというと爽やかな柑橘系やユニセックス系のものが人気があります。

「オードトワレ」は、すれ違った時にふわっと残り香がする感じが良いですよね。
お出かけ前や仕事前に少し肌に付ければ、爽やかな香りをずっと纏うことができるので便利です。
午前中に付けると午後にはほとんど消えているので、香りを持続させたいときはもう一吹きしましょう。
「オードトワレ」は仕事中や日常使いにもちょうど良いので、お気に入りを何本か揃えておくと便利です。
日本では香水の中でも「オードトワレ」が最も人気があり、ふわっと香る感じが使いやすいので初心者にも最適です。

おすすめの「オードトワレ」はL’OCCITANE(ロクシタン)「ヴァーベナ オードトワレ」です。プロヴァンス産オーガニックヴァーベナを使用しており爽やかなシトラスの香りが特徴です。
レモンのような目覚める香りから優しい癒しの香りに変わっていきます。
女性だけでなく男性にもリピーターが多く、幅広い年齢層におすすめの「オードトワレ」です。

4. オーデコロン


▼ おすすめのオーデコロン
ポーチュガル オーデコロン / 3,400円(税抜)
内容量:80ml
http://www.4711.jp/sp/portugal/

「オーデコロン(eau de cologne)」は欧米では男性用の香水のことをいいますが、日本では女性用の普段使いの香水として知られています。
「オーデコロン」は濃度が3%~5%と使用感がとても軽く、持続時間は1時間~2時間で消えてしまうのが特徴です。

気分転換や休日にリフレッシュ、、スポーツの後、お風呂上がりなど様々な用途に使うことができます。

ふんわりと軽く香るので、香水を初めてつける方や強い香りには酔ってしまう方にもおすすめです。
「オーデコロン」は上半身に付けても約1時間~2時間で消えてしまうので、多めに付けても大丈夫です。

初めて香水を付ける方は「オーデコロン」はスイートオレンジとレモンの柑橘系が爽やかなポーチュガル 「オーデコロン」はいかがでしょうか。
付け始めはスパイシーな柑橘系、それからゆっくりとウッディ系の優しい香りに変化するのを楽しめます。

5. ソリッドパフューム(練り香水)


▼ おすすめのソリッドパフューム
DIPTYQUE(ディプティック)ソリッドパフューム ロンブルダンロー(L’OMBRE DANS L’EAU)/ 6,500円
内容量:3.6g
http://www.gpp-shop.com/shop/g/g2105010/

これまでご紹介してきた液体の香水は、香料とアルコールに水を合わせたものです。

一方で、ソリッドパフュームとは固形タイプになっており、香料とオイルまたはワックスを合わせて作られています。
液体の香水はアルコールが含まれているため、香りが周囲に拡散しますが、ソリッドパフュームは香りが飛び散らずにふんわり香りが漂うのが特徴です。

香水は付け始めは強い香りを放ちますが、ソリッドパフュームは付け始めもふんわり柔らかい香りなので使いやすいのがポイント。

ソリッドパフュームはオイルまたはワックスが含まれているので、手首やデコルテに少量つけると保湿力があり、しっとりするのも嬉しいですね。

有名ブランドのソリッドパフュームはミツロウやホホバオイルが配合されており、スキンケア効果も期待できるのでチェックしてみましょう。
小さな缶に入っていたり、最近はスティックタイプも増えてきたので、持ち運びにも便利ですね。

ソリッドパフュームはノンアルコールなので、敏感肌やアレルギー体質の方、香水の強い香りが苦手な方にもおすすめです。

ソリッドパフュームのおすすめ商品は、DIPTYQUE(ディプティック)「ソリッドパフューム ロンブルダンロー(L’OMBRE DANS L’EAU)」です。
ブルガリアローズのフローラルとグリーン系の爽やかな香りが気持ちよく、リフレッシュ効果が高い逸品です。

指先にごく少量取ったら、手首や耳の後ろ、デコルテなど香りが引き立つ場所に付けてみてください。

6. パフュームオイル


▼ おすすめのパフュームオイル
THE BODY SHOP ザ・ボディショップ ホワイトムスク パフュームオイル / 3,780円
内容量:20ml
http://www.the-body-shop.co.jp/shop/g/g247696/

通常の香水は香料にアルコールと水を加えて作りますが、パフュームオイルは、アルコールと水を一切使わずに作られます。

アロマテラピーに使うエッセンシャルオイル(精油)で作られたオーガニック系の肌に優しいオイルタイプの香水です。
エッセンシャルオイルは花、木など自然の植物から抽出した天然素材なので、敏感肌の方や強い香りが苦手な方にも快適に使うことができますよ。
エッセンシャルオイル配合のパフュームオイルは、合成した香料とは異なり、自然から生まれた100%天然の芳香物質の香りを楽しむことができます。

パフュームオイルは揮発しないので、香りの持続時間は約6時間~8時間と長く香りが続くのも嬉しいポイント。
一度付けてみるとわかりますが、通常の香水よりもふわっとした香りで優しく香るので初心者の方にもおすすめです。
パフュームオイルは水に落ちにくいので、汗をかきやすい夏にも最適ですね。

ちなみに、中東の国々では宗教上アルコールが禁止されているので、日常的に使う香水はパフュームオイルが主流となっています。

THE BODY SHOP ザ・ボディショップ 「ホワイトムスク パフュームオイル」は男女にも愛用されているフローラル・ムスキーのピュアな香りが特徴です。

つける場所でこんなに違う!おすすめの付け方3通りをご紹介

香水には様々な種類があると分かったところで、ふわっと自然に香りを纏う付け方についても知っておきましょう。

香水を付ける分量は香水の濃度によって異なりますので、つけ過ぎないためにも適量を確認しましょう。

例えば、パルファム、オードパルファム、パフュームオイルの場合は濃度が10%〜30%と高いので、ほんの一点だけを肌に付けるだけで、十分に香りが持続します。

日常使いに最適なオードトワレやオーデコロンの場合は、濃度が3%〜10%と軽めなので、すっと線を引くように肌に付けると適量です。

オードトワレやオーデコロンは午前中に付けると午後は香りがなくなるので、付け足す場合は5~6時間後を目安にすると良いでしょう。

ソリッドパフュームの濃度は3%以下ですが、脈を打つ手首や耳の裏に少量付けるだけでも香りが持続します。

1. 長時間香りを楽しみたい方は、手首の内側に付けよう


香水を付ける最も一般的な場所は、手首の内側です。
手元は座っていてもよく動かすため香りが広がりやすく、手首に付けると香りが強く感じられます。
手首の内側は太い血管が通っていて体温が高いので、使用量はごく少量でも香りが十分に持続します。
オードトワレやオーデコロンでも1プッシュが適量ですので、つけ過ぎには注意しましょう。

香水は上半身に付けると香りが広範囲に広がるので、ひじの内側、左胸に付けても長時間楽しむことができます。

2. リフレッシュや気分転換には耳の後ろまたはうなじに付けよう


休みの日にリラックスしたり、柑橘系の香水を気分転換に楽しみたいときには、耳の後ろまたはうなじに付けると効果的です。

耳の後ろやうなじは体温が高く、顔周りに近いので自分で香りを楽しみたいときには最適なパーツです。
お風呂上がりに爽やかな香りを耳の後ろに付けたり、暑い夏やスポーツの後、シャワー後に付けると気持ちが良いですね。

3. ふわっと香りを漂わせたい方は下半身に付けるのがおすすめ


香水にはアルコールが配合されているので、体温に温められると香りが上へ上へと上昇します。
すれ違った時にふわっと自然に香りを演出するには、上半身よりも下半身に付けるとより自然に香ります。

例えば、服を着る前に、ウエスト、太ももの内側、ひざの裏、足首の内側にシュッと一吹きスプレーすると自然な香りを放ちます。
下半身に付けると香りに酔ってしまうことなく、服の間からかすかにふんわりと香りが漂うので、ぜひ試してみてください。

肌につけるだけじゃない!お気に入りの香りをもっと楽しむ3つの方法

香水は肌に付けるとふわっと香りを楽しむことができますが、他にも楽しみ方があります。
ここからは、お気に入りの香りをもっと楽しむ3つの方法をご紹介しましょう。

1. クローゼットにサシェを忍ばせる


サシェとは香りが付いたにおい袋のことを言います。
小さな布の切れ端に残った香水をシュッと吹きかけると、クローゼットやタンスの中に入れておくと、服に香りが移ります。
直接肌につけるよりも自然に服に香りが移るので、ほんのりと香りを楽しみたい方におすすめです。

2. バスタブに数滴垂らす


バスタブに香水をシュッと一吹きすると湯気の温かさと一緒に香りを楽しむことができます。
バスタイムのリラックスタイムは好きな香りに包まれて贅沢な気分に浸れるのが良いですね。肌に付ける時とはまた違った楽しみ方を体験して見てくださいね。

3. ルームフレグランスとして楽しむ


肌に香水を付けられない日にはルームフレグランスとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

お部屋を自分の好きな香水の香りにするには、コットンやアロマストーンに香水を吹きかけて置いておくと効果的です。ルームフレグランスの代わりにもなり、香りが部屋中に広がって優雅な気分になりますよ。
その日の気分によって色々香水を選んで試してみてください。

香水をふわっと楽しむための注意点

基本的にどのタイプの香水を選んでも、良い香りを演出するには清潔な素肌の上に付けることが大切です。

肌に汗や皮脂、たばこのニオイが付いているとふわっと良い香りにはなりません。
香水はシャワーをして肌をキレイにした状態の肌に使用してください。

香水はつけ過ぎると周りや自分も酔ってしまったり、爽やかさとは真逆の印象になるので注意が必要です。商品によっても香りの持続時間が変わりますので、試しながら自分の適量を知っておくと良いですね。

そして、香水を肌に付けたら長持ちさせるために擦らないことも大切なポイントです。
手首にシュッと付けた後、手首を合わせてこすってしまいたくなりますが、擦ると香りの粒子が潰れるのでNG。
自然に肌に馴染むまで放置しておくと、香りが持続しますので擦らないようにしましょう。

その他の注意点としては、香水にはアルコールが含まれているので、髪につけるとダメージとなるので避けるようにしてください。

まとめ


今回は、ふわっと香らせる香水の選び方と付け方、注意点などをご紹介しました。

香水は言葉では表せない魅力をグンと引き出すことができる魔法のアイテムです。
仕事でもプライベートでも香水を上手に使うか使わないかで、印象をガラッと変えるとができます。
全く同じ香水でも、付ける人の体温や体調により香りが変わるのも楽しいポイント。

ぜひ、今回ご紹介した香水選びを参考にして頂いて、ふわっと香る楽しみ方を体験してみてくださいね。

プロフィール

rikako
フリーランスライター。
美容からファッション、保険や金融など幅広く執筆中。
趣味は食べ歩きとネットショッピング。