台湾人女性が美しいのはどうして?美の秘訣を徹底リサーチ!

アジア圏では、韓国人女性が美容やスキンケアに対する意識が高く、美しい人が多いことで有名ですよね。
ですが、台湾人女性にも美人が多いことをご存知ですか?

筆者は仕事の関係で幾度も台湾へ渡航していますが、その度に驚くのが、美女が多いということ。特に目を引くのが、つややかな白い肌。そして何と言っても皆、細い!

もちろん、遺伝などの影響があるにしても、同じアジア人なのにも関わらず、どうしてこんなにきれいな人が多いのか。
筆者自身も女性であるため、ずっと疑問に思っていました。

そこで今回は、私が台湾渡航の際に肌で感じた、日本人との生活習慣の違いを、現地の方の声と併せてご紹介します。

野菜やフルーツ、そしてとにかくお茶が大好き

台湾の人は、とにかく野菜や果物をたくさん食べます。


例えば、台湾で日常的に食べられる中国料理。
日本では中華と言えば「青椒肉絲」や「酢豚」など、野菜が入ったメニューでも、お肉と一緒に食べることが多いですよね。
ですが台湾では、日本でもお馴染みの「空芯菜」や、サツマイモの葉「地瓜葉」など、食事の際は野菜のみで作られたおかずも用意し、健康を意識して積極的に食べています。
(余談ですが、台湾で主に食べられている「中国料理」は日本で言う「中華」とは少し異なり、油が控えめで、優しい味わいのものが多いんですよ。)


また、台湾は言わずと知れたフルーツ王国。
さまざまな種類の旬のフルーツが、いたるところで低価格で販売されています。
特に驚いたのは、大手コンビニチェーンに何種かの果物をカットして詰め合わせた、「カットフルーツ」が販売されているということ。
たしかに日本でも、スーパーならカットフルーツをよく見かけますが、コンビニではなかなか見かけませんよね。それだけ、台湾の人にとって、果物を日常的に摂取する習慣があるのでしょう。
これなら美肌効果も期待できそうです。
ちなみにそのカットフルーツを、街中で歩きながら食べている女性を見かけたこともあります。

また、これは今までに1度しかありませんが、台湾の台北市内のホテルに宿泊した際、部屋にミネラルウォーターとともにフルーツが用意されていたことがありました。
洋梨のような形をしたそのフルーツは、枝のついた「もぎたて」さながらの状態で、テーブルに鎮座していました。
そのため、筆者自身はそれが置物なのかの判断がつかず、そのままにしていたのですが、違う部屋に泊まっていた友人も同じような場面に遭遇し、食べてみたところ何とも美味しかったとのこと。
旅先でも果物が食べられるようにと、ホテル側の配慮であったのかもしれません。


そして、台湾の人はお茶が大好き。とにかくたくさん飲みます。
例えば、台湾名物とも言える「タピオカミルクティー」は、レギュラーサイズを注文しても、日本のスターバックスで言うところのラージサイズほどあることが多く、初めて注文したときには少し驚いてしまうかもしれません。
またタピオカミルクティーに限らず、街中には「凍頂烏龍茶」や「高山茶」など、台湾のさまざまな種類のお茶を販売するスタンドもたくさんあり、水分をたくさん取っていることが伺えます。
百貨店などで、お茶を片手にショッピングを楽しむ様子もよく見かけられます。

お茶に含まれるポリフェノールの数々が、摂取した脂肪を消化吸収されるのを防いだり、体内のエネルギーの消化を促す効果を持つと言われているので、お茶を日常的に、それも日本人より多く摂取する台湾人に、スリムな人が多いのも納得です。

体は絶対に冷やさない


たくさんお茶を飲む台湾人ですが、夏場でもドリンクは常温、もしくは氷抜きにしていただく人が多いのです。

先ほどのお茶のスタンドでも、テイクアウトで冷たい飲み物を注文したら「氷は入れますか?」と確認されます。
日本だと、自ら「氷抜きにしてください」と言うことはあっても、お店側から尋ねられることって少ないですよね。
台湾ではそれだけたくさんの人が「氷抜き」を注文しているのでしょう。

また、サラダなど生野菜を食べるときも、家で食べる際は、レタスでもさっと火を通し、「体を冷やさない」ことを徹底しています。
(以前はそもそも生で野菜を食べる習慣があまりなかったんだとか。)

その他にも、これは店舗にもよりますが、台湾で人気のスイーツ「かき氷」を提供するお店でも、セルフサービスのお水の代わりに温かいお茶を用意してくれていることも。
ちなみに、温かい飲み物を飲みながらかき氷を食べると、頭が「キーン」となることを防ぐ効果もあると言われているので、一石二鳥ですね。

台湾人女性の出勤はすっぴんが基本!?


筆者は仕事でよく台北市内の百貨店に行くことが多いのですが、百貨店で1日過ごしていると、道行く人が本当にきれいいで、驚きます。
すらっと伸びた長い脚(これは遺伝的なものもありますが)につやつやの肌。
思わず「どうしてそんなにきれいなの?」と尋ねてしまうほど。
ですが、そこで返ってくる答えは大抵、「百貨店だから、きれいにしているだけ」。

筆者ははじめ、「今日は百貨店に行くのだから、洋服など、おしゃれを頑張っているだけ」という意味で受け取っていました。
ですが、聞く人聞く人、皆がこのように答えるので、その真相を一緒にいた現地の台湾人の女性スタッフ訪ねたところ、「台湾人の女性は百貨店やパーティなど、ここぞというときはメイクをしているけれど、平日、仕事へ行くときはすっぴんが基本。今日はお化粧をしているからきれいに見えるだけ、と謙遜しているんですよ」という回答。

日本人と同じ、謙遜の概念を持っていることに親近感を抱きつつも、平日、すっぴんで出勤をするという事実に驚きを隠せませんでした。
日本人の感覚だと、平日も休日も関係なく、多くの女性が外へ出かける際はメイクをしますよね。むしろ、アパレル関係の業種に限らず、職場によってはノーメイクの状態を「きちんとしていない」として、良しとしないようなところもあるかと思います。
当然、毎日のメイクは肌にも負担をかけ、良い影響があるとは言えません。

ですが台湾の女性は「ここぞ」というときにしかメイクをしないので、肌への影響は最小限で抑えられ、その結果、「いざ」というときに、最高のコンデションで出かけることができます。これは、大きな差と言えそうです。
平日のメイク時間を丸々短縮できたのなら、長い目で見たときの睡眠時間も変わってきそうですよね。

無理をしない女性が多い


そのほかにも、あまりヒールは履かず、スニーカーで過ごすことが多いなど、台湾人女性は「不必要に無理をしない」印象を受けます。

ですがその一方で、通勤時の時間帯などにも関わらず、どんな時でも親切で、道に困っている人などがいれば、積極的に声をかけて、助けてくれるのも特徴。筆者もこれまでに、何度も助けられたことがありました。

毎日メイクをしてヒールで出勤する日本人女性も美しいのですが、頑張りすぎず、肩の力を抜けるところでは抜く。そのメリハリが心の余裕を生み出し、その余裕がさらに、内側から美しさをパワーアップさせてくれるのかもしれません。

ちなみに筆者も、台湾の女性の生活に触れてからは、毎日台湾茶を飲むなど、できるところから、ライフスタイルを取り入れています。
一度にすべてを網羅しようとせず、ゆとりを持って、できることから始めていきましょう。

プロフィール

和田水菜子
編集プロダクションにて、情報誌やwebマガジンの制作に携わる。
三度の飯と筋トレが大好きな、体力自慢ライター。