ある程度の月日を共に過ごした彼氏がいると、誕生日や記念日、クリスマスなどのイベントが訪れるたびに、「サプライズでプロポーズされるかも!?」なんて、ロマンチックな夢を描いてしまうのが乙女心ですよね。
しかし、そんな期待に反して、待てど暮らせど、彼は一向にプロポーズをしてこない。
それでも、「誕生日は何もなかったけど、もしかしたら、次の記念日かな?」なんて、淡い期待を抱いて、彼からのプロポーズ待ちをしてはいませんか。
プロポーズ待ちの女性は、結婚の「け」の字も出してこない彼を見ているうちに、「彼は私と結婚したくないのかな?」と、不安を抱いてしまうことが多いです。
不安はどんどん大きくなり、「結婚したくないなら、なんで付き合っているの?」と頭を悩ませ、「未来がないなら、別れたほうがいいかも」と、悪循環に陥ってしまうことも。
彼女も自分も結婚適齢期。
お付き合いしてからの年月もそこそこ。
それでも、彼女にプロポーズしない男たちは、一体全体、なにを考えているのでしょうか。
今回は、私ぐりこの周りで見つけた、「付き合っている彼女と結婚をしない、結婚適齢期の男たち」の本音をご紹介します。
結婚しない男たちの赤裸々な本音から、プロポーズ待ちの悪循環を抜け出すためのヒントを見つけていきましょう!
結婚適齢期の男たちが、プロポーズをしない本当の理由
結婚適齢期に差し掛かると、男性も女性同様、「いつ結婚するの?」「彼女と結婚考えてないの?」なんて言葉をかけられる機会が増えます。
そんななかで、彼らは彼らなりに、結婚を意識し、結婚についての考えを巡らせています。
まずは、どうして結婚しないのか、結婚しない男たちの本音を見ていきましょう。
交際6年目、28歳男性「彼女の金銭感覚が不安だから、いまは結婚したくない」
大手企業で、システムエンジニアをバリバリこなし、同年代に比べて稼ぎのいい28歳の男性は、交際6年目を迎えた同い年の彼女との結婚について、こう語りました。
「彼女の金銭感覚がおかしい。このままじゃ、結婚なんかできない」
買い物ばかりしていて、月の給料の半分はクレジットカードの支払いに消えている彼女。
それだけでなく、車やエステなどのローンも多額で、ローン返済も合わせると、給料の9割は支払いに消える。
彼女とは、付き合い始めて間もなく一緒に住み出した。
同棲にかかる家賃や光熱費、食費などの生活費はすべて男性持ち。
それでも、彼女の貯金はほとんどないとのこと。
「彼女には、生活費みたいな、”必ずかけなきゃいけないお金”がないのに、貯金がないっておかしいと思う。金銭感覚以外は好きだから、いまの彼女と結婚したい気持ちはある。ただ、彼女の金銭感覚が直らない限り、プロポーズはできないよね」
彼の真っ当すぎる意見に、「そりゃそうだ」の言葉以外を失う私。
しかし、そんな状況下でも、彼女は、「結婚しないの?私もそろそろ適齢期なんだけど!」と彼に言ってくるとのこと。その感覚のズレは、もはや、ちょっとしたホラーと言えるのではないでしょうか。
交際2年目、29歳男性「居心地はいいけれど、居心地のよさしかない」
IT企業の営業職で、出世街道を歩み始めた29歳男性。
彼よりふたつ年上で、もうすぐ31歳の誕生日を迎える彼女との結婚を、「彼女と結婚して後悔しないのか、悩んでしまう」と、なんとも恐ろしい切り口から語り始めました。
彼女はとてもいい人で、怒ることなんかほとんどない。
デートを前日にドタキャンしてしまったときも、友達と飲みすぎて夜中から翌日の昼まで連絡しなかったときも、笑顔で「大丈夫だよ」と言ってくるくらい。
普段のデートも、「あなたに合わせるよ!」と、すべてを自分に合わせてくれる。
「自分のワガママを聞いてくれて、なにも制限しない彼女は、居心地がいい。反面で、個性のなさを退屈に感じるし、ニコニコしながら、腹の底で何を考えているかわからないなとも思う。お互いの年齢を考えると、そろそろ、何かしらのケジメをつけなきゃとは思うけど」
彼の気持ちは非常にわかります。
私の心の歪みがいけないのかもしれませんが、いつもニコニコしてる人って、底知れない闇を抱えていそうだと思ってしまいます。
ただ、私は彼女と同性の女として、結婚願望のあるアラサー女として、「いますぐ別れを切り出すか、走って婚約指輪を買いに行くかでケジメをつけてくれ。頼むから」と懇願しました。
結婚願望のあるアラサー独身女の時間って、男性が思ってる以上に貴重なんですよね。
交際3年目、32歳男性「自立していない彼女と、家庭を築くビジョンが描けない」
誰もが一度は聞いたことのある大手メーカーのIT部門に務める男性は、8個下の彼女と付き合って3年目。
彼は、「付き合って1年目のときは、実家暮らしの彼女が自分の家に転がり込んでくる形で半同棲をしていたけれど、2年目からはその関係もやめた」と、初っ端から闇の深さを匂わせました。
半同棲のときは、家賃や光熱費は男性持ち。
けれど、彼女が生活用品や食費などの消耗品代を出してくれて、とても助かっていた。
しかし、三ヶ月経ったころ、「お金がない」といって、消耗品代も折半に。
そんな彼女は、彼氏にべったり依存していて、”半”同棲とは言っても、仕事の日は彼の家に帰ってくるし、休みの日も彼の家にいる。一年のほとんどを彼の家で過ごした。
実家に帰ったのは、一年間で数回のみ。
「自分より8個も下で、収入が少ないのはわかる。でも、実家から出たことのない彼女は、自分が使っている水道や電気、そもそも家自体にお金がかかってることを感じてなさそうだった。自立してない彼女と、家庭を築くことができないと思ってしまう」
そう語る彼に、「自立心に関しても、8個下ってフィルターをかけてやれよ。大人の余裕を持って彼女と話し合え」とは思いました。
しかし、彼女が節度なく、生活的にも精神的にも依存してくるのはキツイですよね。
プロポーズ待ちの悪循環から抜け出すための、3つのヒント
結婚をしない男たちが、なんとなく結婚しないわけではないことはわかりました。
ただ、男性は女性よりも、自分の気持ちを言葉にして伝えることが少ない傾向にあります。
そのため、彼らがどれだけ「プロポーズをしない理由」を心の奥底に抱いていたところで、女性がその本音に気づくことは難しいでしょう。
ですが、どこかで悪循環を断ち切らないと、結婚への道のりは遠のくばかりです。
今回は、結婚しない男たち監修のもと、プロポーズ待ちの悪循環から抜け出すための3つのヒントを編み出しました。
自分は結婚の準備が整っているのかを見つめ直すこと
彼氏に、「結婚はいつするの!?」と詰め寄る前に、まずは自分自身、結婚の準備が整っているのか、見つめ直してみましょう。
貯金はきちんとあるのか、最低限の家事はできるのか。
飲みすぎて記憶をなくしたり、朝帰りをすることは多くないか。
冷静に、自分の行いを振り返ってみてください。
貯金がない女でも、家事ができない女でも、酒に飲まれる女でも、結婚をしている人はいます。しかし、女性が結婚相手に対する理想条件を持っているように、男性も、何かしらの理想を持っています。
もしかしたら、彼は、あなたの家庭的ではない性質を見て、結婚を渋っているかもしれませんよ。
精神的に自立して自分の人生を楽しむこと
彼氏に依存したり、実家に依存したり。
そんな「ひとりでは生きていけない女」のままでは、結婚は遠のいてしまいます。
特に危険なのが、彼氏に依存しているケース。彼氏至上主義の女です。
彼氏に依存してしまうと、彼は、「自分は相手に好かれている自信」を持ちます。
これは、悪いものではありませんが、相手に好かれていることを確信した男性は、「いつでも結婚できる。いまじゃなくてもいいだろう」という発想になってしまうことがあるのです。
ただし、彼に「結婚はいつでもいいや」の発想を植えつけないために、下手な駆け引きをすることは絶対にやめてください。彼がまともであればあるほど、下手な駆け引きに引っかかる可能性は低くなり、むしろ、愛想を尽かされる可能性が高くなります。
下手な駆け引きなんかをするよりも、彼に依存するのをやめ、自分の人生を楽しむようにしてください。
「彼と一緒にいれば幸せになれる」
「彼と結婚したら幸せになれる」ではなく、
「いまのままでも幸せ」と言い切れるくらいの自立心を持ちましょう。
「してもらう」という考え方を捨てること
「プロポーズしてもらう」「責任を持ってもらう」「養ってもらう」、そんな「してもらう」なんて考えを持っているのであれば、それは、いますぐ捨てましょう。
結婚をするときは、自分がプロポーズをしてもいいし、自分も責任を持つべきだし、自分が養うくらいの勢いだって必要かもしれないのです。
「そんなのは嫌!私は男性にいろいろしてもらいたい!」というのであれば、あなたが悩む前に、悪循環にハマる前に、なんでも「してくれる」男性を探しに行きましょう。
誰かに引っ張ってもらって人生を歩んでいくのも、ひとつの生き方だと思います。しかし、自分で道を切り開いて人生を歩んでいくようになったら、また少し、違う世界が見えるかもしれませんよ。
結婚への意識が、男女で大きく違うことも理解しよう
「女は、一緒にいたい人と結婚したがり、男は、結婚したいときに一緒にいる人と結婚する」
既婚者からは、そんな意見も出ました。
この言葉が表す通り、結婚に対する意識は、男女で大きく異なるのです。
きっと、女性がどれだけ本気で考えても、男性の結婚に対する気持ちを完全に読み解くことは難しいでしょう。ただ、忘れないでほしいのは、男性もきっと同じように、女性の気持ちを読み解くことに難しさを感じているはずです。
「言わなくてもわかってほしい」と思ってしまうときもあるでしょう。
けれど、言葉を使って、お互いの理解を深めることも大切です。
理解を深めながら、彼が自分に合わせるだけでなく、自分が彼に合わせるだけでもなく、お互いに歩み寄って、男女のあいだにある考え方の溝を埋めていきましょう。
プロフィール
ぐりこ
SEや不動産業者の経歴を経て、フリーのライターとして活動中のアラサー女。
イケメンと白米が大好物。
ファッションや美容、恋活など、女性向けライフスタイルの記事を書きながら、いつかイケメンと素敵な家庭を築けることを夢見ている。