カラッとした陽気に照らされる澄んだ海。歩けば左右に広がる豊かな自然。
独自の文化が根付いており、まるで海外にきたような非日常感を味わえる「沖縄」。
旅行の定番スポットなので、行ったことあるよ!という方も多いのではないでしょうか。
今回は定番の那覇から少し足をのばして、今ひそかに人気を集めている『神様が住む島』浜比嘉島(はまひがじま)をピックアップ。
沖縄に長年、住んだことがあり、何度も浜比嘉島にも行ったことがある私が、みなさんに浜比嘉島の魅力をご紹介します。
ちょうど旅行先を探している人も、日本のまだ見ぬ素敵な場所を探している人も、浜比嘉島に行きたくなること間違いなし!
どうやって行くの?何があるの?という疑問から、『神様が住む島』と言われる所以などをお伝えします。
そして旅の思い出を写真に収めるのも楽しみの一つですよね?そんな旅行好き女子に…Aletta編集部がおすすめする撮影スポットもご紹介!
行って楽しいのはもちろん、みんなにシェアしたくなる素敵な旅の思い出を残しましょう。
1. 浜比嘉島ってどこにあるの?
浜比嘉島は沖縄本島の中部の東部海外にある勝連半島(かつれんはんとう)から約3kmに位置する離島で、うるま市に属しています。
以前は船を使ってしか行くことが出来ませんでしたが、本島とアクセスできる橋(浜比嘉大橋)が出来てからは車でアクセス出来るようになりました。
那覇空港からは約45㎞に位置していて、車だと約1時間から1時間30分かかります。(詳しいアクセス情報は後で説明しますね。)
島の面積は2.09㎢あり、一周する距離は7km弱と割とこじんまりとした離島で、車でなら20分ほどで周ることが出来ます。
人口は約530人でのんびりとした雰囲気が漂っています。気候は亜熱帯海洋性ですので、年間の平均気温は23度と一年をとおして温暖。季節による気温差も比較的小さくて過ごしやすいです。ただ夏から秋にかけては台風が多い季節となりますので注意してくd。
1-2. 浜比嘉島へのアクセス
浜比嘉島は離島ですが、本島との間に橋が架かっていますので、フェリーを使う必要はなく車で行くことが出来ます。
まずは那覇空港から直接、浜比嘉島へ行くアクセス方法からご説明します。路線バスを何本か乗り継いで行くことも可能ですが、本数が限られいるのでレンタカーを使うのがおすすめです。
【ルート】
・那覇空港 ⇒ 豊見城・名嘉地IC(那覇空港から一番近い高速道路の入り口)
7.3キロ
約20分
・豊見城・名嘉地IC ⇒ 沖縄北IC
33.9キロ
約30分
高速料金460円(普通車)
・沖縄北IC ⇒ (県道36号線で)与勝半島の海中道路入り口へ
18キロ
約30分
・海中道路(全長約4.7キロ)の入口 ⇒ 海中道路の出口
約10分
※名前は「海中道路」ですが、けして「海の中」を走る道路ではなく「海の上」を通る長い道路です。道路の両側に綺麗な海が広がっていて、すごくキレイなドライブコースです。
・海中道路の出口 ⇒ 浜比嘉大橋入口
5分以内
※海中道路を渡って最初に着くのは「平安座島」という離島です。平安座島に着いたら、二手に分かれた道を右折しましょう。そこにすぐ浜比嘉大橋の入口があります。
・浜比嘉大橋(1430メートル)の入口 ⇒ 浜比嘉大橋の出口
約5分
・浜比嘉島へ到着
【所要時間】
道路の込み具合によっても多少変わりますが、おおよそ1時間から1時間半かかります。
【費用】
460円(高速道路料金:普通車の場合)
浜比嘉島へのドライブ道中には、おススメの寄り道スポットがたくさん!
寄り道しながら島を目指したい!という方は、こちらのアクセス方法を参考にしてみてください。
・那覇空港 ⇒ 豊見城・名嘉地IC(那覇空港から一番近い高速道路の入り口)
7.3キロ
約20分
・豊見城・名嘉地IC ⇒ 沖縄北IC
33.9キロ
約30分
高速料金460円(普通車)
沖縄北ICを出たら、寄り道してでも訪れたいスポットやグルメがたくさん!
中でもAletta編集部が選ぶ、おすすめ寄り道スポットがこちら。
おススメスポット1:「ミニミニ動物園(ズケラン養鶏場)」
その名の通り小さな動物園なのですが、約50種類の動物たちが約200体います。
なんと、入場料は「無料」!色んな動物たちを見たり、触ったりすることが出来ます。
ウサギ、ウマ、カメなど動物園では定番の生き物たちだけでなく、アルマジロやフクロウなどの珍しい動物を見ることも出来ます。
そして元々は養鶏場なので、店内では新鮮な産みたて卵を購入することも可能。
旅行中に卵そのままを味わうのはなかなか難しいですよね・・・そんな方には新鮮な卵をたっぷり使ったスイーツがおすすめ。
一番人気は「ジャンボシュー(クリーム)」!
サクサクしたシューの中には、濃厚な卵をたっぷり使われたクリームがたっぷりと入っていて、すごく美味しいんです♡
他にもシフォンケーキ、ガトーショコラ、クッキー、プリンなど様々なスイーツが販売されています。店内にはイートインスペースがあるので、その場でコーヒーや紅茶と一緒にスイーツを味わうことができます。もちろん、お土産としてテイクアウトすることも出来ます。
【アクセス】
沖縄ICを出る ⇒ 国道329号線を右折 ⇒ そのまま約1.5キロを直進 ⇒
知花交差点を右折し、県道16号線に入る ⇒ 約3キロを直進 ⇒ 左手に「ミニミニ動物園」
※所要時間はおよそ20分
【ミニミニ動物園の情報】
住所:沖縄県うるま市赤道660電話番号:098-973-4323
営業時間:(月~土)8:30~19:00 (日)9:30~18:30
おススメスポット2:「勝連城跡(世界遺産)」
2000年に世界遺産として登録された勝連城跡(かつれんじょうあと)は、沖縄の城の中で最も古い貴重な城跡となっています。
なんとこちらも無料で見学することが出来ます。世界遺産を無料で見れるなんて、すごくお得な気分になりますね。
勝連城跡は低い山の上に建っているため、辿り着くまでには坂道や石造りの階段をのぼらないといけないのですが、頂上でみる景色は絶景。特に晴れた日に行くと、青い海と周りの島々と海中道路などを見渡すことが出来ます。城跡は石垣の曲線がなんとも美しい♡大きな空と荘厳な石垣の感じが、ジブリの『天空の城ラピュタ』を思い出させます。
駐車場も無料で利用することができ、駐車場内には小さな資料館や休憩所、お土産どころなどの施設が充実しています。
【所要時間】
沖縄IC出口からおよそ15分 (ミニミニ動物園からは、およそ10分)
【勝連城跡資料館の情報】
住所:沖縄県うるま市勝連南風原3908電話番号:098-978-7373
営業時間:(年中無休)9:00~18:00
おススメスポット3:「海の駅 あやはし館」
あやはし館は、海中道路の中間に位置している船の形をしている建物です。
ここではうるま市の様々な特産品やお土産が販売されています。お土産用のお菓子やお酒などだけでなく、地元の農家さんが作った新鮮な野菜や果物も安く購入することが出来ます。
沖縄そばなど、地元の味を味わえるレストランとカフェが併設されているほか、売店では特製カレーパン、自家製ぜんざい、ソフトクリームなどを買うことも出来ます。
2階には「海の文化資料館」があり、与勝半島の歴史、沖縄の海の自然や文化などについての資料が展示されています。展望台もあり、特に天気が良い日の景色は一見の価値があります。広い駐車場(無料)もあり、そこからビーチに行くことも可能です。
【所要時間】
沖縄IC出口からおよそ20分 (勝連城跡からは、およそ5分)
【海の駅 あやはし館の情報】
住所:沖縄県うるま市与那城屋平4電話番号:098-978-8830
営業時間:(年中無休)10:00~19:00(レストランは11:00から)
1-3. せっかくドライブするなら、ご当地グルメをテイクアウトして旅モードを満喫!
キレイな海を見ながらドライブ・・・想像しただけで気分があがりますね!
ドライブをするなら、沖縄の景色を見ながらつまめるご当地グルメをテイクアウトして、旅の気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか?
Aletta編集部オススメのテイクアウトグルメを3つご紹介します。どれも美味しくて、ドライブにピッタリですよ!
丸一食品 塩屋店
このお店はテイクアウトの専門店で、しかも置いてあるのは「鶏のから揚げ」と「いなり寿司」のみ。お店の自信を感じます・・・!
この鶏のからあげといなり寿司は、地元の人にも大人気でいつも行列が出来ています。
鶏のからあげは細かい衣で、外はカリカリッ、中はジューシー!いくつでも食べられちゃう逸品。しかも、冷めてもカリカリ食感が損なわれないので、ドライブ中の軽食として最適。
いなり寿司は普通のものよりもサイズが大きめで、白っぽい見た目が特徴的。程よい酢加減と甘さが絶妙で、大きめサイズでもペロリと食べてしまう飽きのこない美味しさです。
このお店に立ち寄るには少しだけ遠回りになってしまいますが、是非食べてほしいおススメのお店です。
(住所)沖縄県うるま市字塩屋494-6
(電話番号)098-974-5550
(営業時間)火~日:9:00~17:00(定休日:月曜日)
ブロンジェリーカフェ・ヤマシタ
海中道路を渡ってすぐの場所(平安座島にある)ベーカリーです。
海が目の前という抜群のロケーションで、店内とテラスのテーブル席で焼き立てのパンを食べることも出来ます。
20~30種類揃うパンはすべて、天然酵母など素材にこだわって作られたものばかり。
パンに使用されている塩は地元うるま市で生産された「ぬちまーす」、砂糖は沖縄県産の黒糖ときび砂糖というこだわりっぷり!ほかにもうるま市の名産「もずく」「黄金いも」など土地のものを使ったパンや、オーダーすると客の好みに合わせたピザも焼いてくれます♡
そんな数十種類あるパンの中で、一番人気は「ぬちあんぱん」。
天然酵母で作られた生地はモチモチした食感で、中には北海道の小豆と沖縄の黒糖とぬちまーすで丁寧に作られた餡がたっぷり!クセになる美味しさです。
ちょっと休憩がてらに店内やテラスで食べるもよし、テイクアウトしてドライブ中に食べるもよし。まさにドライブのお供にぴったりのグルメです。
(電話番号)098-977-8250
(営業時間)水~日:11:00~19:00(定休日:月曜日&火曜日)
丸吉食品
浜比嘉大橋を渡って浜比嘉島に入ってすぐ右手にあるこちらの食堂では、沖縄そば、ソーメンチャンプルーなどの沖縄料理を食べることが出来ます。
ここで作られる「もずくコロッケ」と「もずく天ぷら」はテイクアウトでき、しかもとっても美味しいんです。
地元、浜比嘉島で採れた「もずく」がたっぷり入っていて、注文してから揚げるので、アツアツ&ホクホクの触感と磯の香りがクセになる美味しさです。
ほかにも、地元で採れた魚やイカを使って揚げたミックス天ぷらは、ほんのりガーリックの風味が効いた男性も満足の味。
コロッケも天ぷらも、ドライブにもってこいのグルメ。さらに地元で採れたもので作られているとあれば、浜比嘉島ならではの旅の思い出になりますよね。揚げてもらっている間は、目の前に広がる港と海と景色を楽しみましょう。
(電話番号)098-977-7905
(営業時間)8:00~20:00(年中無休)
1-4. 浜比嘉島に宿泊施設はある?
どんなところに宿泊するかも、旅の楽しみのひとつですよね。
離島に宿泊施設ってあるの?と心配になりますが、浜比嘉島にも宿泊施設があります。
今回はいくつかある施設から、おススメの宿をご紹介します。どの施設でも沖縄らしさとキレイな海の景色を楽しむことが出来る、ステキな場所ばかりです。
トリップショットヴィラズ・ハマヒガ
全室オーシャンビュー!2階建てのプライベートヴィラタイプの宿泊施設です。
室内には冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、電子レンジ、IHのコンロなどが備え付けられているので、長期の宿泊も可能。
浴室から海を眺めることが出来たり、テラスではBBQなどを楽しむことも出来ます。ただし、施設内にレストランがないので、近隣のお食事処を利用する必要があります。キッチンがついているので、お友達やカップルで料理を楽しむのもいいですね。
また4棟しかないので、気になる方は早めの予約がおすすめです。
(電話番号)070-5489-3969
(公式サイト)https://hamahiga.tripshot-hotels.com/
浜比嘉島リゾート
こじんまりとした印象ですが、目の前に海が広がり、屋外プールも併設されているので沖縄の旅を存分に楽しむことができます。
すぐ近くにムルク浜があるので、散歩がてら離島ビーチを楽しむことだってできます。
4階には展望浴場があり、大きめの湯船に浸かりながらキレイな海の景色を眺めることが出来ます。
さらに、レストランの窓からは一面オーシャンビューを望むことができます。新鮮な沖縄の食材を使った美味しい料理を絶景とともに味わえます。
(住所)沖縄県うるま市勝連比嘉202
(電話番号)098-977-8088
(公式サイト)http://www.hamahiga-resort.jp/
ザ ステラ ハマヒガ
一棟貸しのコンドミニアムで、一日一組のみ宿泊することが出来ます。
瓦屋根やフクギに囲まれた独特の沖縄らしい風景を楽しめるほか、ムルク浜ビーチも近いので、歩いて行くことが出来ます。(徒歩およそ7分)
室内は約140平米という広さで、寝室が2つ、ブランコとすべり台が設置されたキッズルーム、広いダイニングとリビングルーム、外には庭とテラス・・・と充実の設備。
プライベートな空間ですごす時間は、まるで別荘にいるよう!冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの設備も整っているので、長期滞在も可能です。
(電話番号)098-979-3430
(公式サイト)http://stella-hamahiga.com/
2. 『神様が住む島』と言われる理由
「神様が住む島」と言われる浜比嘉島。なぜそう呼ばれるようになったのでしょうか?
それはニライカナイ(神の世界)から、琉球の祖神のアマミチュー(アマイキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)という男女の2人の神が降りて来て、浜比嘉島にある洞窟で暮らしていたからです。
この2つの神は子を授かり、その子孫が人間となり繁栄してきました。
この洞窟は今でも「シルミチュー霊場」として祀られていて、アマミチュー(アマイキヨ)のお墓もあることから、神が住む島(聖地)と呼ばれるようになったのです。
浜比嘉島には30カ所以上の御嶽(うたき)や拝所が存在し、今もなお祈りの集まりが行われています。
2-1. 自然の静けさと神の存在を感じて厳かな気持ちに浸る『パワースポット』
「神様の住む島」というくらいなので、大きなパワーをチャージして帰りたいところ。
ここからは、浜比嘉島の人気パワースポットをご紹介します。
シルミチュー霊場
琉球の祖神のアマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)という男女の2つの神が暮らしていた洞窟が祀られている場所です。
この洞窟で子供を授かったという伝説から、「子宝祈願」の拝所として有名なパワースポットになっています。
入口には大きな鳥居があり、鳥居をくぐり108段ある長い階段をのぼった先に洞窟があります。洞窟の中には様々な形の鍾乳石があり、その中には隕石もあると言われています。
ですが洞窟の入口にはカギがかけられているので、中に入ることは出来ません。訪れた際は外から拝みましょう。
洞窟に辿り着くまでにのぼる階段の両脇には亜熱帯の植物が生い茂っていて、緑の屋根に覆われていて厳かな雰囲気があります。大きな鳥居をくぐり抜けて、階段をゆっくりとのぼるだけでも神秘のパワーを感じることができ、癒されるステキな場所です。
【アクセス】
浜比嘉大橋を渡って左折した後、少し行くと「シルミチュー」の案内標識がありますので、それを目印にして下さい。(浜比嘉大橋から車で約15分)
アマミチューの墓
アマンジと呼ばれる小島に、アマミチュー(女神)とシルミチュー(男性神)が祀られているお墓だと信じられている拝所があります。
その小島へ続くコンクリートの通路(1分ほど)があり、その道を歩いていくとアマミチューの墓の拝所を見ることが出来ます。
島はとても小さいのですが、中に小さな階段があり、階段をあがると拝所があります。拝所には岩や石で整えられた場所があり、香炉が設置されています。ここでは五穀豊穣、子孫繁栄、無病息災などを祈願して、今でも多くの島民がお線香を供えに来ます。
【アクセス】
浜比嘉大橋を渡って左折して、海沿いを走るとすぐ左手にあります。
(浜比嘉大橋から車で約3分)
シヌグ堂
浜比嘉島にはいくつかの御嶽(うたき:聖なる空間とされる祈りの場)がありますが、シヌグ堂はその中でも神秘性が強いとされる場所です。
東(あがり)の御嶽と言う別名で呼ばれることもあります。
年に2回(旧暦の6月28日と8月28日)、海が時化(しけ)るように祈る「シヌグ祭り」が行われる場所であることから、「シヌグ堂」と呼ばれるようになりました。
海に囲まれた島で、漁業の妨げとなる時化(しけ)を祈願するとはなんとも不思議な話ですが、その始まりは三国時代に戦いに敗れた南山の平良忠臣とその陣営がこの場所に身を隠し、敵陣が海を渡れないように時化を祈ったことからと言われています。
シヌグ堂の目の前には巨大なガジュマルの木があり、それがまた神秘的な雰囲気を醸し出しています。
【アクセス】
浜比嘉大橋を渡って200メートルほど先に進むと、左側にあります。
駐車場は無いので、浜比嘉漁港の駐車場(無料)を使った方が良いでしょう。
3. 浜比嘉島に訪れたら行くべきスポットはここ!
浜比嘉島にはパワースポットの他にも見どころがたくさんあります。今回はその中でもおススメのスポットをいくつかご紹介します。
3-1. 沖縄の代名詞『ビーチ』!
透明感抜群のビーチは、”映え”に欠かせないフォトスポット。
せっかく沖縄に来たんですから、撮らないわけにはいきません!
浜比嘉島にもステキなビーチが存在します。いずれも神様を近くに感じられる静かな『穴場ビーチ』。
これから注目されると混雑するかも・・・?行くなら今が狙い目!
ムルク浜
このビーチの名前は「みんな(ムル)に来て欲しい(クゥ)」という方言で意味が込められています。天然ビーチのムルク浜は、自然が残る美しい浜辺の景色、青い海と空の眺めと波の音をゆっくりと楽しめます。
5月~6月ごろには、ウミガメが産卵のためにこのビーチの浜に上がってきます。産卵を一目見ようと、この時期は夜まで多くの観光客がビーチを訪れます。
ムルク浜は「ホテル浜比嘉島リゾート」が管理しており、きちんと手入れもされていて過ごしやすい人気のビーチ。
シーズン中(~10月末まで)はシャワーやトイレなどが完備され、レンタルショップやマリンアクティビティの受付カウンターも設置され、バナナボード、シュノーケル、マリンジェットといったマリンアクティビティを楽しむことが出来ます。
★映えポイントはココ!
海の奥に見える無人島「南海原島」が写真に収まるように撮影しましょう。
キレイな海プラス無人島の景色で写真映え間違いなし!
ムルク浜の住所:沖縄県うるま市勝連比嘉202
アクセス:浜比嘉大橋を渡って突き当りを左折して、ホテル浜比嘉リゾートの看板を左に進む。
兼久ビーチ
パワースポット『シルミチュー霊場』のすぐ近くにある天然ビーチです。
自然そのままで観光地化されていないビーチですが、白い砂浜もあって海の透明度も抜群で穏やかに楽しめる場所です。
そして目の前には、遺跡があるクバ島と変わった形の岩石群が。その景色は眺めるだけでも癒されます。
クバ島には干潮時に歩いて行くことが出来ますので、干潮時を狙って行くのがおススメです。岩場と岩場の間から見えるキレイな海の景色は絶景です。
ただし、このビーチにはトイレはありますが、シャワーなどの設備はありませんので要注意!駐車場はシルミチュー霊場のものを利用すると良いでしょう。
★映えポイントはココ!
岩石群と海を遠めのアングルで収めましょう。岩石の中には、岩が空洞になっている場所もあるので、そこから覗く海の景色は文句ナシに写真映えします。
兼久ビーチの住所:沖縄県うるま市勝連比嘉1134
アクセス:浜比嘉大橋を渡った後、右折してホテル浜比嘉リゾート方面へ走る。
比嘉漁港を通り過ぎてそのまま南に行って行き止まり地点まで行く、その下がビーチ。
浜比嘉ビーチ(浜ふるさと海岸)
防波堤に囲まれ、白い砂浜が弧を描いているキレイな人口ビーチです。
目の前には勝連半島と海中道路がありますから、写真撮影や散歩をするにもおすすめのスポット。
遠浅で穏やかな海なので、海水浴やシュノーケルを楽しむにはピッタリのビーチです。トイレやシャワーなどの設備もあり、様々なマリンアクティビティを楽しむことも。
また持ち込みのバーベキューを楽しむことが出来る、貴重なビーチでもあります。
すぐ近くに沖縄料理が味わえるお食事処があるので、一日中ゆっくりと過ごせちゃいます。
ビーチから見えるサンセットや夜の星空は絶景です。
★映えポイントはココ!
昼間に写真を撮るなら、白い砂浜の弧が写る角度で撮ると青い海と白い砂浜がキレイに写ります。
さらにおススメなのは夕方の時間帯。浜比嘉ビーチは西向きにあるため、太陽が海に沈むロマンティックな「サンセット」の写真を撮ることが出来ますよ。
浜比嘉ビーチの住所:沖縄県うるま市勝連浜80-4
アクセス:浜比嘉大橋を渡った後、右折してそのまま奥まで進んで行く。
浜漁港緑地公園
浜比嘉大橋を渡って島に入ってすぐの所にあるこの公園は、キレイな海と大橋の景色を堪能できるスポットです。展望台があり、そこからは海中道路と海の景色を見ることができます。また、波の形をした屋根が特徴的な休憩所があり、自動販売機もあるので、キレイな景色を楽しみながらここでゆっくりとテイクアウトしたグルメを食べるのもオススメ。
周囲には釣りのスポットがあるので、魚釣りを楽しむことも出来ます。
★映えポイントはココ!
浜比嘉大橋がすぐ横にありますから、大橋と海の両方を入れると写真映えすること間違いなしです。展望台にのぼって、海中道路と海の景色を撮るのもおススメです。
浜漁港緑地公園の住所:沖縄県うるま市勝連浜111-3
アクセス:浜比嘉大橋を渡って、浜比嘉島に入ってすぐ右手にあります。
アクティビティ紹介
浜比嘉島では様々なアクティビティを楽しむことが出来ます。
特に人気のあるオススメのアクティビティをご紹介します。どれも10月末まで楽しむことができ、ムルク浜と浜比嘉ビーチ両方から参加することが出来ます。
ダイビング
地上から見る海も美しいですが、水中から見る海はさらにキレイ。
沖縄にはダイビングのスポットがたくさんありますが、浜比嘉島には特に感動的なスポットが多数。クリアに透き通った海の中を、色とりどりの魚が泳ぎまわる姿を目前で見ることができます。
シュノーケリング
水面から海中をのぞくことができる、手軽なマリンアクティビティとして人気のシュノーケリング。浜比嘉島では、水中にいるクマノミやデハスズメダイなどステキな魚たちを見ることも出来るんです。料金も装備もダイビングに比べたら少ないので、手軽にトライしやすいでしょう。
バナナボード
バナナボードに乗って、沖縄の風を感じながら海の景色を楽しむことが出来ます。ビーチの周りを見て周るだけでも楽しいのですが、もっと楽しめるツアーもあります。
(1)バナナボードに乗って浜比嘉島を一周
島の周囲を周って、浜比嘉大橋の下をくぐるツアー
(2)バナナボードに乗って無人島でシュノーケル
無人島(南浮原)に行って、シュノーケルを楽しむツアー
マリンジェット
颯爽と風をきりながら、海の上を自由に走りまわるアクティビティです。ちょっとしたスリルを感じながら、同時に景色を楽しむことが出来る爽快感満点のアクティビティです。
フライボード
マリンジェットの水圧を利用して、空中を飛ぶアクティビティ。YouTubeやTVで見たことがある人もいるのではないでしょうか?なかなか出来ない貴重な体験を、沖縄で楽しんでみては。
3-2. 浜比嘉島周辺スポットもチェック!
せっかく浜比嘉島にきたので、浜比嘉島内を一日かけてまわるもよし、周辺エリアまで足をのばすもよし。
周辺にも自然の力強さを感じる風景や、歴史を知れる跡地が豊富にあります。今回はその中でも選りすぐりのスポットを紹介しますので、興味のある方はぜひそちらもチェックしてみてください。
ジャネー洞
与勝半島から海中道路を渡らず、そのまま真っすぐ行くと藪地島(やぶちじま)という離島(無人島)があります。
この離島にも藪地大橋がかかっているので、車でアクセス出来ます。
藪地島にはジャネー洞という洞窟があり、さらに洞窟の中には神秘的な雰囲気漂う鍾乳洞があります。
沖縄では洞窟・鍾乳洞のことを「ガマ」呼ぶのですが、ここジャネー洞は地域の人たちは「祖先発祥の地」と信じている神聖な場所です。
この鍾乳洞の中には、なんと6500年も前の縄文時代の生活の痕跡が残されていて、その土器のかけらが発掘されています。
そしてその入り口から鍾乳洞の中に入って行くことも可能です。
電灯などは整備されていないので、懐中電灯などを使って暗くて狭い中を進んでいくしかありません。ですがその奥には様々な形の鍾乳石が垂れ下がっていて、とてもキレイで神秘的な雰囲気が広がっているんですよ。
藪地大橋を渡って数分、車を走らせると行き止まりになるので、そこで車を停めて歩いて行きましょう。案内板があり、案内板をすぎると奥へと続く階段があります。
階段を降りてすぐの場所にジャネー洞があります。鍾乳洞の目の前には反対側へ行く道があり、その道を下っていくと小さなプライベートビーチがあります。
ビーチでは海岸に沿って、何重にも重なるキレイな地層を見ることも出来ます。このビーチから対岸に見えるのが浜比嘉島です。
道は狭く車で走りにくい場所があったり、鍾乳洞の中は暗くて狭かったりと険しい道のりですが、神秘的で不思議な雰囲気が漂うジャネー洞は一見の価値があります。
鍾乳洞の中でハブが出ることもあるので、決して一人では行かずに仲間と一緒に行かれることをお勧めします。
ジャネー洞の住所:沖縄県うるま市与那城屋慶名東藪地3458-2入場料:無料
果報(かふう)バンタ
海中道路を渡って最初に着くのが、「平安座島」という島。
平安座島のもう一つ先にある「宮城島」には『果報(かふう)バンタ』という絶景スポットがあります。
約120メートルある崖から、吸い込まれるようなエメラルドグリーンの海の景色を見ることが出来ます。
巨大な崖は圧巻ですし、その下にある海は透き通ったキレイさで感動すること間違いなしです。
下に見えるビーチは『ぬちの浜』と言う、人があまり来ないので穴場のビーチです。
ちなみに「果報(かふう)」とは沖縄の方言で「幸運、良いこと」、「バンタ」とは「崖、絶壁」という意味になります。その名のとおり、果報バンタは「パワースポット」なんです。
絶壁に行く途中には「龍神風道」という「心と体の健康や子宝に恵まれたい人や、人生のパワーアップしたい人」のための御嶽(うたき)があります。
また別の場所には「三天御座」という「人生の岐路に立った時や覚悟を決める時」に必要なエネルギーが与えられるスポットもあります。
キレイな景色を堪能できる上、エネルギーをたっぷり頂ける、最高のスポットと言えるでしょう。
「ぬちまーす」という塩工場が敷地内にあります。この塩工場の見学も無料で出来ますし、塩スイーツを食べることが出来るレストランもありますから、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
果報バンタの住所:沖縄県うるま市与那城宮城2768
入場料:無料
4. 旅に欠かせない『ご当地グルメ』!浜比嘉島で味わいたいグルメ
旅に「グルメ」は欠かせませんよね。
浜比嘉島には美味しいと人気のお食事処がたくさんありますが、その中でもオススメのお店をご紹介します。
古民家てぃーらぶい
『田舎のおばあちゃん家のように、懐かしくくつろげる場所でありたい。』
そんな思いで作られた食堂です。
外観は赤瓦屋根と石垣、フク木という沖縄らしさがいっぱいで、食堂の中もサンシンなどが飾られていて、レトロな沖縄の雰囲気が漂っています。
メニューは島の料理コンテストで決められた、島の人たちが日ごろ食べている「お家ごはん」が提供されています。
無農薬野菜が使われていて、健康志向の方も安心してもりもり食べれちゃいます。
数あるメニューの中でもおすすめなのが「ジーマーミ豆腐の天ぷら」(ジーマーミ豆腐=ピーナツ豆腐)。中身がトロっとしていて、クセになる美味しさで私も大好きです。
「てぃーらぶい」は、沖縄の方言で「ひなたぼっこ」という意味。
ちょっと一息、沖縄らしい食堂でゆっくり「ひなたぼっこ」してみるのはいかが?
電話番号:098-977-7688
営業時間:11:00 ~16:00(店休日:火曜日)
サザンホープ
浜比嘉大橋を渡り、島に入ってすぐの場所にあるレストランです。
ここの名物は「たこ飯(めし)」と「もずくスープ」。浜比嘉島で獲れた新鮮なタコともずくを使った、文句なしの美味しさ。
また、「もずくちぢみ」もモチモチした触感ともずくの風味がマッチして美味です。
地元で獲れた素材を使った食事を楽しまれてみてはいかがでしょうか?
電話番号:098-977-8811
営業時間:11:00 ~16:00(店休日:木曜日)
味華(あじけー)
この料理店は浜比嘉島ではなく、その一歩手前の平安座島の浜比嘉大橋近くにあります。
目の前の漁港で水揚げされた、鮮度がバツグンの沖縄の海の幸を存分に味わえるこのお店。観光客だけでなく、地元客も多く訪れる大人気の料理店です。
一番人気は「海鮮丼」。
沖縄の海がはぐくんだ獲れたて・旬の魚介類がてんこ盛り。ボリューム満点の丼です。
他にも旬の魚を使ったバター焼きや煮つけ、魚汁やイカ汁も人気です。
沖縄の定番の「沖縄そば」もありますが、さすが海鮮料理店ですからそのスープは魚介の風味が濃厚で特別な美味しさです。
閉店時間は午後4時半と早めですが、あまりの人気で売り切れ次第閉店になることもあるので、もっと早くに閉まってしまうことも・・・。
電話番号:098-977-7783
営業時間:11:30 ~16:30(店休日:月曜日)※売り切れ次第閉店
5. まとめ
今回は
・浜比嘉島の場所&アクセス方法
・ドライブのためのテイクアウトグルメ、宿泊施設の
・「神様が住む島」と言われる理由&パワースポット
・ビーチ情報&周辺スポット
・浜比嘉島で味わいたいグルメ
についてご紹介しました。
『神様が住む島』浜比嘉島には、神秘的なパワースポットやキレイなビーチなど、魅力満載。
那覇から約1時間から1時間半でアクセス出来ますし、都会とは違う古き良き沖縄の雰囲気が漂う癒しの島です。
またキレイな海に囲まれた島なのでモズクや魚などの海産物が豊富で、どれも美味!
キレイな海の景色と沖縄の雰囲気に癒されて、パワースポットでエネルギーをもらって、グルメを楽しんで、心も体もパワーアップ出来る浜比嘉島。沖縄に長年、住んでいた筆者もオススメの場所です。
心と体がちょっと疲れた時に、訪れてみてはいかがでしょうか?