日本の高原リゾートといえば、誰もが最初に思いつくのが、軽井沢ではないでしょうか。
軽井沢の別荘なんて、憧れの響きですよね♡
画像出典元:http://www.hotel-otowanomori.co.jp/wedding_plan/2727/
春は街歩き、夏は避暑、秋は紅葉を楽しみ、冬はスキー。
軽井沢は一年中、見所いっぱいの魅力あふれる街です。
街全体の雰囲気も、オシャレかつ、上品で優雅。ゆったりとした時間が流れているのが特徴です。
けれど、具体的にどんなスポットがあるのか、どのように過ごせば軽井沢を余すことなく満喫できるのか、イメージがわかない、という人もいるのではないでしょうか。
あるいは、避暑地といえば、別荘にずっとこもるか、することと言えば散歩くらい。実は暇なのでは?なんて思っていませんか。
実は、軽井沢には他の街にはない魅力がたくさん。
避暑やバカンスで長期的に滞在しても、絶対に飽きることがないくらい、見所満載なんです。
今回は、そんな軽井沢を舞台に、ワンランク上の上質な旅を紹介します♪
1. 軽井沢ってどこにあるの?
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軽井沢町は、群馬県との県境に近い、長野県にある街です。
浅間山の麓にあり、街全体が海抜1,000m前後のため、高原型の気候で、夏は涼しく、冬は雪がたくさん降ります。
夏の平均気温は21℃前後、冬の平均気温は-3℃前後、年間ですら10℃を下回るという、とても涼しい気候です。
そのため、夏季の避暑地や冬のウィンターリゾートとして長年愛され続けています。
また、街全体が落ち着いてまた特徴的な景観やお店も多く、気候の良い春や秋の時期の街歩きもおすすめです♡
2. お金持ちの別荘地のイメージが強い軽井沢。どうして軽井沢なんでしょう?
避暑地・別荘地としての軽井沢の成り立ちを知っていますか。
その歴史は古く、なんと1886年までさかのぼります。その年、カナダ人宣教師のアレキサンダー・クロフト・ショーが軽井沢を訪れ、その景観と自然に感動。避暑に訪れたのが、軽井沢の避暑地としての始まりといわれています。
2年後にはショーは軽井沢に別荘を建て、そこから、ショーの友人達を中心に、軽井沢に別荘を持つ人が増え始めたということです。
その後、第一次世界大戦の好景気に伴い、日本人にも軽井沢に別荘を持つことが流行。彼らをターゲットとした店舗やスポーツ施設が増えることで、現在の軽井沢の姿へ少しずつ近づいていきました。
実は、長い歴史の中で、軽井沢の素晴らしい景観が危機にさらされたこともありました。
例えば、第二次世界大戦後には、アメリカ軍の進駐に伴い、軽井沢全体が基地のような様相を呈したことも。あるいは、高度経済成長期の開発ブームによって、豊かな自然に開発の手が伸びるような場面もありました。
しかし、その度に軽井沢の住人の方たちは団結し、美しい軽井沢を守るため行動してきました。
その結果、美しい高原地域は破壊されることなく守られ、今なお素晴らしい景色を楽しむことができています。
軽井沢は、ただ美しいだけの観光地ではありません。
いうなれば、住民が誇りを持ち、守り続けてきたからこそ今に続いている、生きた街なのです。
3. 軽井沢へのアクセス
都内から軽井沢は実はとっても近く、アクセス抜群です。
自家用車以外なら、長距離バスか新幹線でのアクセスが一般的です。
高速バスは、新宿や池袋、渋谷などから発着しています。乗車時間は約3時間。
運行会社も複数あり、乗り場やダイヤ、料金を比較して、自分に最も合ったバスを選ぶことができます。
バス料金はシーズンによっても違いますが、安いバスを使えば、片道2,000円くらういでアクセスすることも可能です。
新幹線の場合、北陸新幹線で最短約1時間。
料金は普通車指定席で5,910円。グリーン車やグランクラスの設定もあります。
また、JRのおとくなきっぷを使用することで、更に安く乗ることも可能です。
バスに比べると値段は上がってしまいますが、その分とても早く着きます。
浮いた時間分しっかり観光することができるのが新幹線の大きなメリットと言えます。
4. 軽井沢って何があるの?軽井沢を満喫する10のスポット
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軽井沢の魅力ってなんでしょうか。夏も涼しい高原気候と自然の景色?
それらも大きな魅力ですが、それだけではありません。
今も日本中の人から愛され続ける街、軽井沢の魅力あふれるスポットを、更に厳選して紹介します。
軽井沢を訪れるときにはぜひ参考にしてみてください。
4-1. 軽井沢といったら『スキー』!アクセス・雪質抜群のスキー場がたくさん。
軽井沢の冬の魅力と言ったら、なんと言ってもウィンタースポーツです。
中でも、スキー・スノーボードは外すことはできません。
軽井沢駅至近や、高速道路のインターチェンジ直通等、軽井沢にはたくさんのスキー場があります。
他の場所に比べ、雪質がさらさらで滑りやすいのも軽井沢のスキー場の特徴。
軽井沢エリアには複数のスキー場があり、それぞれの特徴があるため、毎年訪れても飽きることがありません。
いくつかご紹介しましょう♪
◇軽井沢プリンスホテルスキー場
軽井沢プリンスホテルスキー場は、標高差215m、最大滑走距離1,200m。
10のコースを有するこのスキー場なら、初心者から上級者までみんな楽しめ、一日中飽きることなく滑ることができます。
家族で楽しめる初級者コースや一面バーンの上級者コースの他、浅間山に向かって眺望を楽しみながら滑り降りるパノラマコースなど、様々なコースがあります。
また、冬だけでなく夏も楽しめるのがこのスキー場の特徴。
夏季はジップラインやバンジートランポリン、景色を楽しむ観光リフトなど、高原ならではのアクティビティを楽しむことができます。
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
TEL:0267-42-5588
公式サイト:http://www2.princehotels.co.jp/ski/karuizawa/
◇プレジデントリゾート軽井沢
画像出典元:https://www.presidentresort.jp/hotels/snowpark/gelande_new.html
老舗スキー場である、プレジデントリゾート軽井沢は、来シーズンでなんと20周年を迎えます。
コースは6コースとややコンパクトですが、初級者コースから超上級者コースまで、バラエティに富んだコースを楽しむことができます。
超上級者コースのアゼリアコースは最大斜度32度!その他、ポールが常設されているコースもあり、スキーの腕を磨くならもってこいのゲレンデです。
コースの他、ソリや雪遊び限定のちびっこゲレンデ、愛犬と一緒に雪を楽しめるわんわんパラダイスなどもあり、ペットを含めた家族全員でめいいっぱい楽しむことができます。
スキー場からすぐのところに、ホテルや温泉施設もあり、冷えた体を温泉で芯から温めることができます。
愛犬同伴の方は、愛犬と一緒に宿泊できるコテージもあるので、寂しい思いをさせることもありません。
お宿・スキー場ともに、小さな子ども連れの家族に対する配慮が行き届いており、子ども連れでも安心して楽しむことができます。
住所:〒377-1412 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-16
TEL:0279-84-1441
公式サイト:https://www.presidentresort.jp
◇パルコールつま恋リゾート
画像出典元:https://snow.gnavi.co.jp/guide/htm/r0147s.htm
パルコールつま恋リゾートのゲレンデは、関東最大級。なんと、16コースもあります。
スノーエレベーターのある初級者コースから上級コースまであり、スキーの腕前に関係なく、誰でも楽しむことができるゲレンデです。
子ども向けのキッズパークやキッズルーム、託児所もあり、家族でも安心。
敷地内に同系列のホテルもあり、ゲレンデから直通で宿に向かうこともできます。
日帰り入浴も可能ですので、一日滑って冷えた体を、温泉で溶かしてからゆっくり帰途に就くことも可能です。
住所:〒377-1611 群馬県吾妻郡吾妻郡嬬恋村干俣 バラギ高原
TEL:0279-96-1177
公式サイト:https://breezbay-group.com/palcall/ski/winter/
4-2. 軽井沢・プリンスショッピングプラザ
画像出典元:https://www.princehotels.co.jp/tsumagoi/plan/shopping/
旅の楽しみのひとつに、お買い物は外せませんよね。
軽井沢でのショッピングなら、ぜひ軽井沢・プリンスショッピングプラザを訪れてみてください。
到着してまず驚くのが、その広大さ!
10のエリアに分かれているのですが、すべてのエリアを回るなら、1日中楽しむことができます。
キッズ用品を中心としたウェストエリアの他、ハイブランドやトレンドのセレクトショップなど、若者に大人気のツリーモール、スポーツ&アウトドアに特化したイーストエリアと、ジャンル毎にエリアがまとまっているのも、回りやすくてうれしいポイント。
スキー場に近いこともあり、ウィンタースポーツ用品に強いのも特徴です。
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
TEL:0267-42-5211
営業時間:>営業時間一覧
公式サイト:http://www.karuizawa-psp.jp/
4-3. リゾートウェディングの王道!ウェディングムードを感じる
画像出典元:http://center.karuizawa-wedding.co.jp/process/1706/
軽井沢の街を歩いていると、結婚式に出会うこともよくあると思います。
過ごしやすい高原気候と、洋と和が融合したオシャレな街並み、そして、レトロな雰囲気の教会がたくさんあることから、軽井沢でのウェディングはとっても人気なんです。
滞在しているホテルで結婚式が行われていることもよくあるでしょう。
また、街中にもウェディング関連のお店がたくさん。
華やかで可愛らしいので、街並みを見て歩くだけでも、どこか楽しく、幸せな気分になれます。
4-4. 優雅な休息を味わえる、有名ホテルの数々
保養地としての歴史の深い軽井沢ですから、リゾートホテルもたくさんあります。
古くから続く有名老舗ホテルや、最先端のスタイリッシュでラグジュアリーなリゾートなど、その魅力は様々。
せっかくの軽井沢旅ですから、ホテルにもこだわりたいですよね。
◇星のや軽井沢
画像出典元:https://hoshinoya.com/karuizawa/
星のや軽井沢は、「圧倒的な非日常感」をテーマに、星野リゾートが運営するリゾートホテル。
自然との共生をテーマにしたお宿で、客室だけでなく、庭園や共有スペースまで、すべてが非日常、心からリラックスできる空間になっています。
お部屋からの景色は川面、山路地、庭路地の3種類があり、どれもが美しい自然の景色で、心現れるような滞在が可能です。
住所:〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148
TEL予約:0570-073-066
公式サイト:https://hoshinoya.com/karuizawa/
◇プリンスグランドリゾート軽井沢
画像出典元:https://rurubu.jp/andmore/spot/80019828
プリンスホテルグループが運営するプリンスグランドリゾート軽井沢内には、8つの宿泊施設があります。
ホテルタイプやヴィラタイプ、コテージなど、好みに合わせて滞在が可能です。
こちらのホテルではホテルランチも可能。
菜の花やアスパラガスなど、季節の食材をふんだんに使ったお料理が中心。イタリアンや和食、中華など、本格的なお食事を気軽に楽しむことができます。
公式サイト:https://www.princehotels.co.jp/karuizawa-area/
◇ルグラン旧軽井沢ホテル
画像出典元:http://www.legrand-karuizawa.jp
いつもの旅とは一味違う、上質な宿泊体験をしたい方には、ルグラン旧軽井沢ホテルがおすすめです。
綺麗なホテルと上質な食事、そして、脈々と受け継がれてきた伝統。
ただ新しく贅沢なホテルとは違い、ルグラン旧軽井沢ホテル内には、歴史の重みを感じるような、どっしりとした高級感が感じられます。
歴史と文化に裏打ちされた、他では味わえない贅沢がここにはあります。
ただの宿泊施設ではなく、ここを訪れること自体がひとつの目的となるような、とても素晴らしいホテルです。
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢旧軽井沢469-4
TEL:0267-41-2030
公式サイト:http://www.legrand-karuizawa.jp/
4-5. 旧三笠ホテルを見学
画像出典元:http://www.unique-nagano.com/detail.php?l=ja&id=27
明治時代には、日本全国に美しい洋館がたくさん建てられました。
旧三笠ホテルもそのひとつ。避暑地である軽井沢に建てられ、ホテルとして、内外からの宿泊客に極上の滞在を提供していました。
当時としてはとても高額な宿泊料で、最高級のリゾートホテルとして知らせていたということです。
現在はホテルとしての営業はしていませんが、当時の面影をそのままに、内部を見学することができます。
文明開化の空気と豪奢な洋館を楽しみ、当時の軽井沢の雰囲気を味わうことができます。
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1339-342
TEL:0267-42-7072
開館時間:9:00 ~ 17:00 (入館は16:30まで)
休館日:年末年始
入場料:大人400円(団体300円) 子ども200円(団体150円)団体は20人以上。
※乳幼児は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を保持する方と
その介添者(1名)は手帳提示により無料。
公式サイト:https://www.town.karuizawa.lg.jp/www/contents/1001000000964/
4-6. 旧軽井沢銀座で食べ歩き三昧
軽井沢の避暑地としての歴史を支えてきたのが、旧軽井沢銀座と呼ばれる地域。
軽井沢が避暑地として注目され始めた最初の頃から、軽井沢の中心地として栄えてきました。
今でも商店街には魅力的なお店がいっぱい。食べ歩きをしながらウィンドウショッピングなんていうのも素敵です。
◇ミカド珈琲 特濃モカソフト
画像出典元:https://www.hoshinoresorts.com/guide/area/nagano/karuizawa/karuizawa-sweets
珈琲専門店だからこそ作り出せるモカソフトは、作り物ではない本物の珈琲の香りと風味を楽しむことができます。
ミカド珈琲 軽井沢旧道店住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢786-2
TEL:0267-42-2453
営業時間:10:00~17:00(ラストオーダーは16:30)※季節によって異なる。要確認
定休日:なし
公式サイト:https://mikado-coffee.com/
◇アトリエ・ド・フロマージュ ソフトクリーム
画像出典元:https://deskgram.net/explore/tags/生チーズソフト
専門店のソフトクリームならもうひとつ、アトリエ・ド・フロマージュも外せません。
軽井沢高原の特産品の一つである、チーズ。これをふんだんに使い、香り高くコクのあるソフトクリームに仕上げています。
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢2-1
TEL:0267-41-4033
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
公式サイト:https://www.a-fromage.co.jp/archives/shop/kyu-karuizawa/
◇軽井沢ちもと 蕎麦団子
画像出典元:http://yuki-ssg.seesaa.net/article/437187251.html
和の味が好きなら、軽井沢ちもとのお団子がおすすめ。
特に、信州の特産、そばを使った蕎麦団子は、他では食べられないここだけの味です。
住所: 〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢691-6
TEL:0267-42-2860
営業時間:10:00~18:00(7月中旬~8月末 8:00~19:00)
定休日:なし(12~2月は冬期休業、※年末年始は要問合せ)
公式サイト:http://karuizawa-ginza.org/shop/shop-karuizawa_chimoto/
◇軽井沢キッチン カレーパン
画像出典元:https://www.hoshinoresorts.com/guide/area/nagano/karuizawa/bakery
小腹が空いたら、軽井沢キッチンのカレーパンがおすすめです。
このカレーパンは、なんと三笠ホテルの歴史あるカレーで作ったカレーパン。
これ以上に上品で特徴的なカレーパンには、なかなか出会うことはできないでしょう。
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢12-20
TEL:0267-32-6914
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
公式サイト:http://www.mikasa-curry.com/?page_id=62
◇駅舎旧軽井沢 わさび肉まん
画像出典元:https://travel.navitime.com/ja/area/jp/guide/NTJmat0508/
駅舎旧軽井沢に訪れた時には、わさび肉まんをぜひトライしてください。
ツンとするわさびの風味と、肉まんのうまみが絶妙にマッチし、爽やかなおいしさです。
わさびも信州の食材の一つ。ここでしか食べられない味を楽しんでください。
住所:〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢813 駅舎旧軽井沢 1F
TEL:0267-42-7530
営業時間:9:00~18:00 (季節により異なる。要確認)
定休日:なし
公式サイト:http://www.kkkg.co.jp/shop/shop.html
4-7. 軽井沢レイクガーデン
画像出典元:http://lakeresorts.sakura.ne.jp/lakegarden_test/
とっても軽井沢らしいスポットをひとつ紹介します。
軽井沢レイクガーデンは、本格的なイングリッシュガーデン。
英国マナーハウスを思わせる建物から入ると、広大な敷地内いっぱいに緑や色とりどりの花で彩られた庭に出ることができます。
中には池やベンチなどもあり、景色を眺めながらのんびりしていると、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。
都会の喧騒とは別世界のような空間。
心からリラックスできる、贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
住所:〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町レイクニュータウン
TEL:0267-48-1608
営業時間&入場料金:>軽井沢レイクガーデンについて(季節によって異なる。要確認)
公式サイト:http://www.karuizawa-lakegarden.jp/index.html
4-8. ムーゼの森で、知的好奇心をくすぐる体験を
画像出典元:http://museen.org
軽井沢には、ムーゼの森と呼ばれる場所があります。
本物の森の中で、アートに触れるという、軽井沢ならではの施設。
ムーゼの森の中には、軽井沢絵本の森美術館、ピクチャレスク・ガーデン、エルツおもちゃ博物館・軽井沢の3つの施設があります。
軽井沢絵本の森美術館では、アメリカやヨーロッパ各国の様々な絵本が展示されています。歴史的に価値ある絵本も多く、古くから子どもたちを癒し、育ててきた文化に触れることができます。
エルツおもちゃ博物館・軽井沢では、ドイツ・エルツ地方に伝わる伝統おもちゃである、木工おもちゃのほか、欧米各国の知育おもちゃを集めた美術館です。
美しい森の中で、優しい木のおもちゃに触れる時間は、子どもたちの感性を深め、可能性を伸ばしてくれることでしょう。
これらの魅力ある美術館を囲んでいるのが、ピクチャレスク・ガーデンです。
絵本の展示を見ながら、その絵本から飛び出してきたかのような森を語感いっぱいで感じることができる、とてもユニークな空間なのです。
また、敷地内にはこれらの美術館やガーデンの他、図書館やショップなどもあり、展示だけでなく、自分のペースでゆったりと空間を味わうことができます。
ムーゼの森のコンセプトは、「大人の知的好奇心」。子どもの時には気づけなかった、大人になったからこそ感じることのできる、子ども文化のすばらしさを感じに、ぜひとも足を運んでみてください。
住所:〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉182(塩沢・風越公園)
TEL:0267-48-3340
開館時間&入場料&休館日:>開館情報(季節によって異なる。要確認)
公式サイト:http://museen.org/
4-9. 厳かな空気に包まれて、キリスト教文化を味わう
カナダ人宣教師アレキサンダー・クロフト・ショーがその魅力を発見し、育ててきた軽井沢。
軽井沢の歴史は、キリスト教と共に発展の一歩を踏み出したといっても過言ではありません。
そのため、軽井沢には、古くから伝わるノスタルジックなキリスト教建築がたくさんあります。
もちろん、キリスト教徒でなくても、見学自由な教会がほとんどですし、希望する場合は結婚式を挙げることもできます。
◇軽井沢高原教会
画像出典元:https://candle.karuizawachurch.org
中でも最も有名なのが、軽井沢高原教会。
周囲を緑いっぱいの森に囲まれた、木造の小さな教会です。木のぬくもりあふれる質感と、優しい牧師の笑顔に、訪れる人は宗教の枠を超えて、癒しを感じること間違いありません。
宗教に関わらず、誰でも訪れ、自由にその空間を楽しむことができます。
ただし、結婚式が行われているなどの理由で、中に入ることができないタイミングもあります。訪れる際には事前に調べておくか、現地で問い合わせすることをおすすめします。
公式サイト:https://www.karuizawachurch.org/
◇軽井沢ショー記念礼拝堂
画像出典元:http://nskk.org/chubu/church/16shaw/
軽井沢にはアレクサンダー・クロフト・ショーの名を遺す施設もあります。
それが、軽井沢ショー記念礼拝堂です。
旧軽井沢銀座商店街を抜けた先、こちらも緑の木立に囲まれた、暖かな木造の礼拝堂。
彩光がよく、明るく広い礼拝堂に腰を下ろすと、とてもやさしく満ち足りた気持ちになります。
見所は、軽井沢の街並みを描いたステンドグラス。
世界中どこを探しても、ここにしかない一枚です。
公式サイト:http://nskk.org/chubu/
◇軽井沢ユニオンチャーチ
画像出典元:http://blog.yuco.net/2007/04/karuizawa_01/
軽井沢におけるキリスト教の歴史を感じるなら、軽井沢ユニオンチャーチもおすすめです。
明治30年に建てられた建物は、当時の雰囲気をそのまま現在に伝えています。
元々は、宗派や国を超えて、誰もが集える教会、をテーマに作られたもので、当時は多くの外国人がここに集い、文化を奏でてきたということです。
現在も当時の思想を大切に守り続けながら、教会として運営を続けられています。
また、教会としての運営の他、現在では日本語学校も開校しており、通年を通して多くの方がここで日本語を学んでいるとのことです。
公式サイト:http://karuizawa-ginza.org/shop/karuizawa_union_church/
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軽井沢を歩いていると、この他にも多くのキリスト教関連施設を目にすることと思います。
何より、風景や地元の人の生活に溶け込むようにして、それらの建物が存在していることに気づくでしょう。
これらの施設は決して特殊な建物やただの観光地ではなく、生活の一部として、軽井沢の街に存在しているのです。
街を歩くときには、ぜひそんな視点でも街並みを眺めてみてください。
歴史とちょっとした異文化を感じる、自分だけのお気に入りの場所にきっと出会うことができますよ。
4-10. おいしいパンに地元のフルーツジャムをのせて・・・喫茶店のモーニングを味わう
画像出典元:https://kasai-dental.at.webry.info/201703/article_8.html
私も過去に何度か軽井沢に訪れましたが、一番感動したのは『喫茶店のモーニング』!
正直、ランチや夜ごはんはあぁ・・・ハズレだなぁ・・・と思うこともあったのですが、モーニングだけはどこもハズレなし!
おすすめはふんわりとトーストした食パンに、地元の果物をふんだんに使ったジャムをのせていただくジャムトーストのモーニングです。
旅行にきた非現実感と澄んだ朝の空気のおいしさと相まって格別の味わいです。
まとめ
画像出典元:http://www.hotel-otowanomori.co.jp/
軽井沢ってどんなイメージですか、と問われたときに、すぐに浮かぶイメージはありますか。
高級リゾート地、別荘地、避暑地というイメージはあれども、具体的な施設や景色が浮かばない、という方も少なくないと思います。
しかし、軽井沢には、他の街にはない魅力がたくさんあります。
明治の時代から、日本のリゾート地として多くの旅人や文化人を癒してきた軽井沢。
そこには、歴史と文化、西洋と東洋、現在と未来が交差する、多彩な魅力いっぱいの景色が広がっています。
自然だけでなく、また人工物だけでもない。人々の生活にその風景と歴史が自然と溶け込み、独特の質感を作り出している、とても魅力的な街なのです。
四季折々、その時だけの楽しみ方のある、軽井沢。
一度訪れたら、何度もリピートしてしまうこと間違いなし。
日本屈指のリゾート地、軽井沢に、ぜひ一度足を向けてみてください。
ちょっと大人のひとり旅、あるいは大切な人と過ごす少し贅沢な時間。そんな幸せな非日常に、今回の記事が役に立てばうれしいです。